不況時代の価格戦略(その2)
こんにちは、木元しんいちです。
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今日は、コンビニの飲料コーナーでの工夫です。
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どうしてもCVSは、ほかの流通チャネルと比較して、消費者も「コンビニは高い!」というイメージを持っています。つまり、今のような不況期にはどうしても足が遠のくのです。そうなると困るのは、ファランチャイジーのコンビニ・オーナー達です。恐らく今回も、本部に足して「売上が減る~。知恵出せ~!」の大合唱でしょう。
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あの失われた10年。100円ショップが隆盛を誇ったあの時期に、CVS各社はこの対応を徹底的に研究し、試行錯誤し、学びました。よって、今回も不況期には、そう大慌てせずに済んでいると私は予想しています。
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この大手CVSチェーンは特に、このデフレ対応が上手です。年末には「おにぎり100円セール」「弁当の50円値引きキャンペーン」もやっていました。そして引き続き、売場各所で知恵を凝らしています。対象メーカーとも丹念な打ち合わせを繰り返しているに違いありません。その知恵は、見事です。
さて今日は、飲料コーナーに注目してみました。
リーチインクーラーのガラス面に□のコーナーPOPをつけ、125円の飲料を訴求しています。
店頭売価は通常価格品(147円)に比べて、22円ほど安いですが、恐らく粗利はそんなに下がらない設定にしてあるんだと予測します。値下げした分、粗利が下がっては、大した知恵にならないからです。
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(*^ー゚)bグッジョブ!!
そして、PB商品98円の商品。これも同様に粗利はそこそこ確保できるんだと思います。
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- こうして、お客さんの購買が、CVSから離れないように、そしてコンビニ・オーナーさんの意欲が落ちないように、頑張るんですね。丹念に見ていくと、他にも店内にはそんな知恵が盛りだくさんです。それは・・次回に
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