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November 17, 2007

天才!久保華図八の言葉

美容室バグジー久保さんの言葉。珠玉の教示だと思います。

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私たちが好むと好まざるとに関わらず、きっと「日本」という船は米国や欧州の歩む道と似た道を進むことでしょう。米国や欧州はまずお客さまのニーズにより、美容と理容の垣根がなくなりました。ヘアサロンとして理容(男性専科)が姿を消しました。残ったのは究極にシェイプされた個人店がほんの少しと、選び抜かれたセレブご用達のバーバーサロン。これを残して統合されました。「許認可」も「学校」もすべてが統合されました。その後、起きたのは成果主義というビックウェーブです。この波で「モチベーション」「プロ意識」は獲得できたものの、「個人主義」「チームワーク」は失われました。経営者側もカリスマブームにふり回されました。「有名になればいいのだ」「好立地に出店すればいいのだ」と短期の目標にふり回されたのです。「芸能人が来た」「あの有名なビルに……」と「虚妄の成果主義」に翻弄されてしまいました。
 すると個人の利益だけの集合体となり心が病み、イライラとストレスと人間関係のトラブルで体調不良が蔓延してしまいました。ここまでは米国と欧州と同じ経緯を辿ることになりました。それが2000~05にふき出た形になりました。
 一方、このころ新しい光が出てきたのも事実です。「そうじゃないんだ」「周りの人を大切にして、人の役に立つことこそが大事なんだ」と考えるサロンが全国から一気に出てきました。「お金で仕事をする人たち」「カリスマブーム症候群」と一線を画したのです。「楽しい仕事をする人たち」で業界が分かれ出してきたのもこの5年間でした。
 07年の結果はおわかりでしょう。「仕事を楽しむ人たち」のサロンが高付加価値サロンとなりました。割引や集客に頼らないサロンとしてことごとく地域一番店となっています。
 これが〈美容の2極化〉です。仕事を楽しみ、お客さまを感動させられる店と、仕事をお金と割り切りマニュアルで行なう店と分かれてきました。2極化がはっきり決まり成熟するのが、この10年ではないでしょうか。高付加価値サロンはつねによりよいサービス、商品を提供し続ける10年となるでしょう。価値が上がるだけ料金も上がり、少ない労働時間で大きな報酬が得られる会社となっていきます。働く人の心のレベルも豊かになります。この差別化は決定的になり、美容はサービス業からホスピタリティ産業へと変貌するはずです。美容室ではホテルのような最高のおもてなしと真心のおつき合いができ、人びとはサロンと関わることでライフスタイルが向上する。美容師は人生のパートナーとなり得る職業になるのです。
 ホスピタリティはイノベーション(改善)にイノベーションを重ねて、サロンの品格となりブランド化されていきます。高付加価値サロンは、選ばれし経営者と選び抜かれた成長し続ける社員さんが終身働ける場となるのです。そのとき本物の店だけが生き抜き、そして繁栄を続けるはずです。           【月刊SPCN 2007年8月号掲載】

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